【HSP関連の論文#1】ストレス適応力

HSP

第66記事

いつも読んで頂きありがとうございます。

水瓶座のひつじです。

ご自身がピンと来たところから読んでみて下さい。

はじめに

私がHSPの事を知ったのは2年ほど前になります。

その後10数冊のHSPの本を読んだと思います。

そしてHSPのイベントを主催していくうちに

HSPのことをもっと知りたいという気持ちになりました。

そんな中、私自身の中に湧いてきた疑問が

『日本人を対象としたHSP研究はあるのだろうか』

『日本語のHSP論文はあるのだろうか』

というものでした。

そこでネットに検索をかけてみたところ4つの論文を見付けることが出来ました。

今回はそれらの論文を古い順に私なりの目線で記事にしてみました。

先ずは一つ目の論文です。

※論文内のデータ数値は難しかったので載せていません。

心理的敏感さと適応力の関係

  • 研究方法

[質問用紙調査]

実施時期:2008年10月

分析対象:首都圏の大学、予備校、サークル等に所属する男女433名(男性191名・女性242名)

実施タイミング:主に授業時間

※研究目的と回答方法を伝えて質問を受け付けた後、

20分程度の回答時間を設け、即時もしくは後日回収。

  • 論文内結果考察

<メンタル緩和の値について>

①HSPは高い敏感さに比べると先天的なメンタル緩和の値が十分ではない。

②そして後天的なメンタル緩和の値も十分ではない傾向。

①②の為、適応力が低い可能性がある。

ただ、後天的なメンタル緩和の値は自身で高めることが可能と考えられる。

③HSPの目線から見て非HSPがストレスをあまり感じていなさそうに見えるのはなぜか?

非HSPの人が[鈍感だから]・・・というわけではなさそう。

敏感さの値が低い分その人が持っているメンタル緩和値とのギャップ小さくなる

その為、ストレスから立ち直るのが早い

これが『ストレスを感じていなそうに見える』の答えのようです。

<適応力向上法について>

HSPと考えられる敏感な特性を持っている人が

適応力を上げるのに良いとして出た結果は問題解決思考

(だがそれもストレスを十分に緩和するものではないとのこと)

残念ながら今回読んだ論文には

問題解決思考がどのようにHSPにとって良いのか?や

具体的な適応力向上方法は書かれていませんでした。

個人的な考察

■HSPの適応力の低い数値は

あくまで高い敏感さに対してというところで

決して人として低いわけではないと思います。

(むしろ私はHSPの適応力は高いと感じています)

自身がHSP気質だと知っている時と知らない時とでも

大きく変わってくるのではないでしょうか。

■後天的な適応力向上に関しては、

短期的には環境を選ぶ

自分のパフォーマンスを発揮できる環境に移るという感じ。

長期的には自分の価値観を知る

自分はどんなことが好きで、どんなことが嫌いなのか?という感じ。

この長・短の二つが鍵になるのかなと思います。

参考文献

教育心理学研究 2012,60,343-354

心理的敏感さに対するレジリエンスの緩衝効果の検討

ーもともとの「弱さ」を後天的に補えるかー

平野真理


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